車はステータス
バングラデシュの街を見渡すと流れる、いつもの車の渋滞の日常。
そのほとんどが日本車なのが目につきます。
一応バングラデシュはrecondition car いわゆる中古車の輸入制限があり、ボロボロの車も走っているかと思いきや、日本と比べてそん色ないとても綺麗な車も走っています。
そのような車のオーナーは運転手を雇い入れ、自ら運転せず車の手入れもしっかり運転手にやらせます。
車を持っているだけである程度のステータスになっているわけです。
このようなバングラデシュですが、ご存知のように国土は北海道の1.7倍程度。
そこに日本以上の人口が詰め込まれているのだから、本来なら「小さな車」、いわゆる軽自動車的なものの方が便利に思います。
現実に隣国インドでは、日本の軽自動車の雄「スズキ自動車」が子会社を持って奮闘されていて小型車がけっこう多いのですが、ことバングラデシュにおいては小型車よりセダン車の方が好まれているようです。
もちろん輸入関税や、工場の存在なども大きな違いかと思われますが、それ以上に「メンタリティ」の部分も多分にあるように思います。
いわゆる「ステータスとしてのセダン車」なんでしょうね。
同じ南アジアといえど、国によってメンタリティは変わってきます。
日本も中国も、同じ顔のように見えて大分違いますから、当然な話なのでしょう。