バングラデシュの金融政策は国内インフレ抑制に役立っているのか?
2023年9月13日
アメリカ連邦準備制度と欧州中央銀行は昨年から今年にかけて記録的なインフレとの戦いで政策金利の引き上げを続けたが、バングラデシュ中央銀行は金融政策を最大限活用しないことを選択しました。
インフレ高進の抑制を目指したバングラデシュの取り組みは、バングラデシュ中央銀行が2020年4月に導入した9%の上限金利が主な理由で成功しませんでした。
その理由は、この上限設定により中央銀行が導入した政策金利引き上げが経済への安い資金の流れに寄与し、インフレ率を押し上げる効果がほとんどなくなったためです。
昨年7月にバングラデシュ中央銀行新総裁に交代があったとき、インフレ率は7.48%でした。
そして1か月後の初めての記者会見で、新総裁は上限キャップを支持しました。
また新総裁は、インフレ抑制のための上限撤回が「教科書的な解決策」であり、バングラデシュは独自の方法に従ってパンデミックによる危機に対処するのに南アジア諸国の中で最も最善を尽くしたため、米国に従う必要はないと述べました。
しかし、西側経済は、インフレ抑制に関しては金融引き締め政策が有効であることを示しています。
米国は物価を安定させ、借入コストを上昇させるために金利を22年ぶりの高水準に引き上げました。 2022年初め以降、利上げは11回行われました。
その結果、世界最大の経済国の年間インフレ率は8月に3.6%に達すると予想されています。 しかし2022年6月のピークの9.1%よりも大幅に低くなる状況です。
同様に、ユーロ圏のインフレ率も昨年10月の過去最高値10.6%から今年8月には5.3%に半減した。
BBは政策金利の引き上げにおいて他国に比べてそれほど遅れをとっていない。
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