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バングラデシュにおける邦人射殺事件について

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ニュースに取り上げられていますが、バングラデシュの北西部ロングプールという地区で「邦人射殺事件」が発生しました。

報道では「過激派組織イスラム国」が犯行声明を出しています。

バングラデシュでは先日、首都ダッカの外国人居住区であるグルシャン地区でジョギング中のイタリア人が何者かによって射殺されたばかり。

この時も「過激派組織イスラム国のバングラデシュ支部」と言われる組織が犯行声明を出しています。

イタリア人の事件の有力容疑者はまだ捕まっていませんが、今回の日本人射殺事件に関しては何人かがすでに警察に拘束されているようです。

しかしその中にはどうやら「リキシャ引き」もいるようで、容疑者と言うよりも「聞き取り調査」の意味合いが大きいのかもしれません。

 

しかし二つの事件ともに類似性が大きく、この「過激派組織イスラム国のバングラデシュ支部」という組織の謎が深まっています。

バングラデシュはイスラム教国であり、一見「過激派組織イスラム国の犯行」と言っても不思議ではなさそうですが、正直なところバングラデシュ事情に明るい外国人であればあるほど「バングラデシュ=イスラム国」という図式が結び付かないのです。

今回の事件は、イタリア人射殺事件がおよそ金品を身につけていないだろうジョギング中、今回の日本人射殺事件が「ロングプール」というおそらく被害男性の顔が知れ渡っているような田舎で起こっており、「単純な強盗事件とは思えない状況」にも関わらずです。

バングラデシュはもともと来訪外国人が少なく、貴重な外国人を「ゲスト」として扱う雰囲気があり、また国民も外国人にさほど慣れておらず、ドキドキを隠しながら「どこの国から来たんですか?」と話しかけようとしてくる人懐っこい国民性です。

とくに日本人に対しては「親日国」で知られており、バングラデシュにとって有力な援助国であり、アジアでも先進国で知られる日本人は本当に良い印象を持たれています。

国自体もイスラム教以外の宗教にも寛容で、イスラム教国でありながら日本では休日でもない「キリスト教のクリスマス12月25日」や「仏教の祝日」に関しても「国民の祝日」として休日になっています。

決して異教徒に排他的な国ではありません。

ただ人口も1億6000万人もいますし、人の考えも一定ではありません。

過激派組織イスラム国に一定のシンパシーを持つ人もいる、というのは分からないことではありません。

ただ上記にあげたように「バングラデシュ=過激派組織イスラム国」というのがどうしても結び付きにくい図式ではあります。

まだはっきりした事はわかりませんが、

①「イラク及びシリアのイスラム国」の指示の下に行われた事件ではないが、それに乗じてイスラム国側が「おれたちの同胞の行動だ」と勝手に宣言しているか

②今回事件を起こした犯人側が一方的に「おれたちはイスラム国の呼び掛けに呼応して行ったんだ」と宣言しているか

③国内の政治状況を鑑みた、現政府の政治混乱を狙った犯罪(イスラム国と結び付けただけ)

などが考えられます。

どちらにせよ、今回の事件は両方とも物取りの犯罪ではなく、「便乗事件」が起こる可能性は高い雰囲気です。

バングラデシュ渡航の際は用心に越したことはありません。

ただでさえ外国人が目立ちやすい国です。

渡航される場合は、十分な注意が必要です。

渡航のご相談があれば、ご連絡ください。